触れるということは、人の心に安心感をもたらすと信じている

2020年10月16日

その昔(…と言いたくないけど、17年前って昔の範疇だよね。笑)
わたしがまだ助産学生だったころ。

母乳外来専門の助産院に実習に行ったんです。



…で、そこでのお昼は
先生とわたしたち実習生3人で、おにぎりを作って食べるのが恒例。


「ただ握るんじゃないのよ。

おいしくなってね、おいしいおにぎりになるには
どうやって握ったらいいの?

ってお米に聞きながら握るのよ~」


って、先生がおっしゃる。


え~、なにそれ!
意味わからない…

っていう人もいるかもしれないけど


わたしには、ずっし~んと心に響いたんです。


その言葉をどうとらえるかは
人それぞれだし、


先生がどういう意味でおっしゃったのかは
ちゃんと聞いてないからわからないけれど…。


今でもその言葉は大事な言葉で


お客様のお体に触れさせていただくときは

「心も体も、心地よくな~れ。
心地よくなるためには、どうしたらいい?」


って体さんに聞きながら触れています。



元気にな~れ、じゃないのは
みんながみんな、元気になりたいわけじゃないだろうな、と思うから。


中には、そんなに元気になりたくない人もいると思う。


でも不快、というのはみんな嫌だし、
不快の反対の快、心地よくなりたいというのは
みんな共通だと思うのでね^^



おにぎりにおいしくなるにはどうしたらいい?って聞くんだよ、
という言葉は、



触れるということは、
相手を思いやる気持ちが大切。



また、手で触れていても
お米1粒、1粒の状態を感じられるほど

手の平の感覚を磨かないといけないよ。


そんな意味だったんじゃないかな…とわたしは考えています。


実際、先生の診たては的確で
マッサージも、わたしたちが病院でやっていたのはなんだったの?

ってぐらいソフトタッチなのにめっちゃ効く!
しかもすんごい気持ちいい…!!



(授乳中じゃなかったけど。笑。
体験してみないとわかんないでしょって言って
ブラジャーだけ外して、服越しにマッサージしてもらったの。笑)


トラブルのあるおっぱいでも
ぶわ~って母乳出るし、しこりがすっぽーんって抜けるし、
で、痛くないんだって!!


授乳やめても、子育て中の癒しとして
先生におっぱいマッサージしてもらいたいって言うママまでいたぐらい(笑)


きっと、良いおっぱいになれ!じゃなくて
ママとベビーちゃんにとって、心地よい育児になりますように

って考えながら触れていたんじゃないかな、と思うのです。


先生の手、すっごく優しかったから。




わたしは乳房管理の道には進まなかったけれど

産前産後のボディケアが生業の助産師の道を進んでいます。



この助産院実習が、知らず知らずのうちに
わたしに大きな影響を与えていたようで

「触れる」ということには並々ならぬ熱意をもって
今でも研鑽しています。



触れることで


産後の不安や、孤独感、社会から隔絶されることからの無価値観…
いわゆる「産後メンタルの不安定感」はケアすることができる



と、信じて、触れるということに真摯に向き合っています。


手のひらから

「大丈夫、大丈夫。がんばってるんだよね。一生懸命なんだよね。」

という肯定する気持ちが、伝わってくれたらいいなって。


とっても優しかった先生の手のように…


わたしの手のひらから、

妊娠、出産、子育てと頑張っているママたちに
優しさと安心感が伝えられるように…と思っています。



もちろん、1回1回のケアでもそうだけど
おにぎり修行は今でも続いていて(笑)



「どうしたらおいしくなる?」ってお米に聞きながら
せっせとおにぎりをにぎっています^^




この助産院実習まで、おにぎりって私は好きじゃなかったんだけど
あの時食べたおにぎりは、とってもおいしかったですもん♪



でも、先生と実習生3人で5合ってすごい量じゃない?
4人でせっせと5合分のおにぎりを握ったの(笑)



そして、食べ残った分は持ち帰らせてくれたのでした。


「冷凍しておいて、分娩実習で真夜中に帰ってきたときに食べなさい。
助産師は体力勝負よ!しっかり食べて、しっかり寝て、しっかり働きましょう!」



という先生の言葉も、わたしにとっては大切な言葉。
今でもしっかり食べて、しっかり寝ております(笑)


まあ、おにぎりがあまりにおいしくて
分娩実習まで待たず…

持ち帰ったその日のうちに食べちゃったんだけど(笑)






↑その実習に行ったときに撮った写真。
わたし、若い…、細い…(~_~メ)





↑分娩実習で取り上げたベビーちゃんとママ。
ぼろっぼろ感が出ているのは、
夜通しの実習だったから、という記憶が…。

一度分娩についたら、
それが何日かかろうが、誘発になろうが
生まれるまでは帰れないのです~。

わたしの学生時代には、まだナースキャップに白衣。
そのどちらも、今の病院では見かけなくなってきていますよね。

就職先はノーキャップでした。

キャップにワンピース白衣という、
THE・ナース、というスタイルを体験できたのも
今となっては貴重かも~(笑)



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Posted by 助産師、骨盤整体師 川口晴美 at 11:20Comments(0)骨盤調整