そして、これから伝えたいこと
2回にわたって
わたしがこれまで伝えられずにいたことを
お伝えしてきました。
ずっと伝えられずにいたこと・1
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そして、そこを踏まえて伝えたいのが
【自分を丁寧に扱われることを思い出してほしい】
ということなんです。
母親になると、自分のいろんなことをなげうって
子育てすることになります。
たとえば睡眠時間を削って授乳とか
自分の食事もそこそこに
子どものごはんを食べさせたりとか。
3歳未満で家でお子さんを
育てていらっしゃる方であれば
人にもよるけれど
子育てセンターにもいくでしょう?
ママ友がいて、
自分自身も楽しくて行く人もいると思うけど
「別に自分が行きたいわけじゃないけど
子どもが楽しそうにしているし
子どもを安全に遊ばせられるから行く」
という人もいますよね。
わたしは後者でした。
だから、良い大人であるわたしが
なぜ、お歌を歌って
手遊び歌をして
紙芝居やペープサートを見て
なぜ公民館のような場所にいるのか…。
いいえ、語弊のないようにお伝えしたいのが
そういった場所を用意してくださって
子どもたちのために
いろんなアクティビティをしてくださる
センターの先生方には
今でも心から感謝しているし
入園前の最後の参加日には
思わず泣いてしまったほど
わたしは感謝していますし。
手遊び歌も
童謡も
子どもが楽しそうな姿を見れば
わたしだってとてもうれしかった。
それはもう、こころから。
贅沢と言われればそうだけど
でも、それだけじゃ満たされなかくて。
とある場所で出会った、
ママと子供のために活動をなさっている方が
おっしゃっていたのは
「子供を産むと
母親は、なぜ公民館や児童館のような
飾り気のない場所に行かないといけないのか。
良い大人である女性なのに
子どもを産んだだけで
あなたの居場所はここ、
と児童館や公民館を
あてがわれるのが納得いかなかった。
子育て中のママでも
大人の女性として楽しめる場所、
ふさわしい場所を作りたい」
とおっしゃていましたが
私も同感で
乳幼児の子育て中に
わたしがもやもやしていたことを
そのまま言語化してくれたような
そんな気がしています。
繰り返していますが
人にはいろんな人がいます。
私は、乳幼児の子育て中
何かしら「自己犠牲」と「我慢」をしてきました。
そうしなけれないけないと
思ってしまっていたからです。
子どもを産むって
すごく、すごく、すごいことですよね。
きっと世の中の人みんなが思っている以上に
本当に命がけなの。
(助産師として
本当にお産って死ぬか生きるかの瀬戸際なんだよ
だから、産後ママの体もこころも
もっといたわって、ねぎらってほしいって
伝えたいって思っています。
母子ともに健康で当たり前じゃないのです。本当は)
だけど、生まれたばかりの赤ちゃんは
とってもとてもかわいくて
周囲の人の目がすべて赤ちゃんに向かってしまう。
お産も、産後数日間の
まだまだ体がつらい時期も
一生懸命に頑張っているママに
心からのねぎらいをかけてあげられる人が
いったい何人いるのでしょう。
少し話は変わるけど
東日本大震災のあと
たくさんのレスキューの方が
被災地へ出かけていきました。
称賛されるのは
レスキューの方ばかりだけれど
日本全国が不安で揺れる中
小さなお子さんとともに
家を守っていたレスキューの奥様もたくさんいたことでしょう。
そういうレスキューの方の
ご家族にも、感謝の気持ちを伝えたい
私はそう思います。
お産もそう。
弱音を吐こうものなら
「お母さんになったのに」
「みんなそうなんだから」
と、一蹴されてしまいます。
産後って、本当にからだが
ままならないのに。
体もつらいけど
「つらい」「しんどい」
って弱音がはけないこと。
つらい気持ちを理解してもらえないことが
何よりもっとつらいと思うんです…。
そうやって
「自分の何かを犠牲にしながら」
子育てをしていかないといけないんだって
わたしは、そう思っていました。
それが「正しい」母としての姿なんだって。
同じ気持ちの人もいるんじゃないかな。
だから母になると
人から優しくされること
人から丁寧に扱ってもらうことを
いつの間にか、忘れてしまうのではないかなって
思っているんです。
だからわたしは
出産を経験した
産後のママや子育て中のママに
丁寧に扱われること
を思い出してほしいって思っていて
だから、ベッドの寝心地や
肌さわりの良いタオル
それから、
豪華なシャンデリアや間接照明、
壁紙にもこだわったサロンルームにしているんです。
正直なところ
うちは中古物件ですので
壁紙以外は、もともとあったものを使用しています。
だけど、お部屋を見た瞬間に
「ここ!」って思って
ここでサロンをしているイメージが
するするする~って出てきて、
スピリチュアル的な言い方だけれど
「お部屋に呼んでもらった」
そんな気がします。
2年も空き物件だったそうだけれど
きっと、私たちを待っていたんだ!
って、思ってます(笑)
↑思うのは自由じゃん?(笑)
施術の際の触れ方もそう。
丁寧に、丁寧に。
母になって
何かの犠牲になる存在ではなく、
もっともっと丁寧に扱われる大人の女性なんだよって
サロン空間と
そしてわたしの「手」で伝えたいのです。
子ども連れNGならば
別に産前産後専門でなくても
って思うかもしれないけれど
でもわたしは、あのサロンルームでケアしたいのは
産前産後の女性なんです。
わたしが助産師だからというのもあるけれど
何よりわたしが母になった女性として
傷つく体験やつらい体験をしてきているから
もっと自分にやさしくていいし
もっと自分の楽しみを大切にしていいし
もっと自分が丁寧に扱われる存在であることを思い出してほしいって
そう伝えたいからです。
みんながみんな。
わたしと同じような価値観をもっているわけではありません。
だけど、何かしら私と同じような気持ちをもって
同じような体験をしている人も
間違いなくいるでしょう。
そんな方へ
心にそっと届いてほしい、と。
そう思っています。
そして、わたしは子供に愛情がないわけではありません。
そこは曲解してほしくないし。
子育てを放棄しているわけでも
それを推奨しているわけでもありません。
いつも、子供中心で頑張っているママだからこそ、
ほんのひと時を、自分のために過ごしてほしい、と
そういうことなのです。
当サロンは産後1年以内の方だけではなくて
乳幼児、3歳未満時のお子さんの子育て中の方も
大歓迎です。
ぜひ、お越しくださいね。
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